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トランクルームのカビトラブル完全ガイド|原因・対策まで徹底解説

トランクルームのカビトラブル完全ガイド|原因・対策まで徹底解説 マメ知識
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トランクルームに預ける荷物は、必ずしも安全とは限りません。環境次第でカビが発生するリスクもあり、利用者側の対策が求められます。

そこで今回は、トランクルームで発生するカビの原因と対策を徹底解説します。カビに対する補償の有無やトランクルーム選びのポイントも解説するので、これから荷物を預けようと検討中の人もぜひ参考にしてみてください。

原因と対策を頭に入れておくことで、大切な荷物を廃棄するリスクを下げ、長期的に安全な環境を維持できます

【緊急】トランクルームの荷物にカビが!まずやるべき初期対応

対応・順番

トランクルームを開けた瞬間、目に飛び込んでくるカビ…。ここで冷静に行動することが、被害を最小限に食い止める鍵となります。

カビの胞子は健康に害を及ぼす可能性もあるため、安全を確保しながら、正しい手順で対応を進めることが重要です。次項では、カビを発見した際に「まず何をすべきか」具体的な初期対応を3つのステップに分けて解説します。

対応① 荷物の状態を確認し安全に取り出す

カビを発見したら、すぐに荷物を運び出したくなる気持ちは分かりますが、まずはご自身の安全確保を最優先してください。カビの胞子を吸い込むと、アレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす恐れがあります。

作業を始める前に、必ず以下の3点を準備しましょう。

  • マスク:医療用や産業用のN95マスクが理想(なければ不織布マスク)
  • ゴム手袋またはビニール手袋:カビに直接触れないよう手を保護する
  • 汚れてもよい服装:カビの胞子が付着しないよう長袖・長ズボン、洗濯しやすい服装

準備が整ったら、次に被害状況を正確に確認します。これは、後の運営会社への報告や、保険請求の際に重要な証拠となります。スマートフォンのカメラで、以下の点を撮影しておきましょう。

  • カビが生えている荷物の写真
  • どの荷物に被害が広がっているかわかる全体の写真
  • トランクルームの壁、床、天井など、設備側の状態がわかる写真

撮影後、荷物を慎重に取り出します。このとき、カビの胞子が他の荷物やトランクルーム内に拡散しないよう、カビが生えた荷物は持参した大きなビニール袋などに入れ、口を縛ってから運び出しましょう。

対応② カビが生えた荷物の処分とクリーニング

運び出した荷物は、「処分するもの」「クリーニングで対処するもの」「無事なもの」の3つに仕分けします。カビは根が深く、表面だけをきれいにしても再発することが多いため、思い切った判断も必要です。

特に書籍や布製品、木材製品など、内部までカビが浸透しやすいものは、残念ながら処分も検討しましょう。処分すべきかどうかの判断基準は次のとおりです。

荷物の種類        判断基準
衣類・布製品・消毒用アルコールや漂白剤で対処可能
・クリーニング業者でも可
革製品専門のクリーニング業者へ相談
木製家具内部までカビが浸透している場合は処分

個人でも消毒用アルコールや漂白剤などでカビを落とせますが、生地や表面を傷めるリスクがあるので注意してください。

対応③ トランクルーム運営会社への連絡と現状報告

荷物の状態確認と並行して、カビを発見した時点ですぐにトランクルームの運営会社へ連絡しましょう時間が経ってしまうと、カビ発生の原因が利用者の荷物の問題なのか、施設の環境問題なのかの切り分けが難しくなる可能性があります

連絡する際は感情的にならず、以下の情報を正確に伝えてください。

  • 契約者名と利用しているトランクルームの部屋番号
  • カビを発見した日時
  • 被害の具体的な状況(撮影した写真を見せられるように準備)
  • 自分の荷物だけでなく、壁や床など施設側にもカビが発生していないか

上記を報告することで、運営会社側も施設の換気状況や他の部屋の状態を確認するきっかけになります。今後の対応(清掃や補償の有無など)について、運営会社の方針をしっかりと確認しましょう。

このとき、「いつ、誰が、どのような対応を約束したか」をメモに残しておくと、後のトラブル防止につながります。

ただし、カビによる被害は、運営会社が補償してくれるとは限りません。補償については>>原則自己責任となるケースが多いで解説します。

トランクルームのカビトラブルは補償される?保険と契約の注意点

注意点・NG

残念ながら多くの場合、補償を受けるのは難しいのが現実です。ここでは、カビトラブルにおける補償の考え方、契約時の注意点、そして万が一の際に活用できる可能性のある保険について詳しく解説します。

原則自己責任となるケースが多い

トランクルームで発生した荷物のカビ被害について、運営会社からの補償は原則として期待できず、利用者の自己責任となるケースがほとんどです。その理由を見ていきましょう。

  • 契約上、カビによる損害を免責事項と定めているケースが多い
  • カビの発生は「運営会社の過失」と立証するのが難しい

補償対象となるかは、カビの発生を「自然の消耗」として扱えるかどうかが争点です。しかし、カビの発生は、保管した荷物の状態(水分や汚れが残っていたなど)、荷物の詰め込み方といった利用者側の要因も大きく関わります。
※参考:国民生活センター 相談者の気持ち

つまり、運営会社側が「温度・湿度を一定に調整する」と謳っているにも係わらず、所定の方法で空調設備のメンテナンスを怠った場合、補償対象となるかもしれません

また、商法616条において、利用者が「異議をとどめないで寄託物を受け取った場合」は、責任が消滅するとされています。具体的には、1週間以内に運営会社側へ通知しなかった場合、運営会社に責任を追及できません。

契約時は免責事項にも目をとおし、トラブル発生時には運営会社への通知を忘れないようにしましょう。

契約書の補償範囲を必ず確認

トランクルームを契約する際には、必ず利用規約や契約約款に隅々まで目を通し、特に「補償範囲」の項目を重点的に確認しましょう。トラブルが発生してから「知らなかった」では手遅れです。

多くの運営会社では、火災や盗難といったトラブルに備えて保険に加入していますが、その適用範囲は限定的です。カビや結露による損害は、ほとんどの場合で補償対象外とされています

契約前は、万が一の際にどのような損害が補償され、何が自己責任となるのかを正確に把握しておくことが、後のトラブルを避けるために不可欠です。

火災保険や家財保険が適用できる場合も

トランクルーム運営会社の補償が期待できない場合でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。ご自身で加入している火災保険や家財保険が、トランクルーム内の荷物の損害をカバーしてくれる可能性があります。

ただし、これにはいくつかの条件があります。まず、保険契約における「家財」の保管場所の定義を確認する必要があります。保険によっては、契約した居住用の建物内に保管されている家財のみを対象とし、トランクルームのような別の場所に保管しているものは対象外となる場合があります

一方で、「保管中の家財」を補償対象に含む特約が付帯している場合や、保険プランによってはトランクルーム内の家財も補償範囲に含まれることがあります。

最終的な判断は個別の保険契約内容によりますので、まずはご自身の保険証券を確認し、契約している保険会社や代理店に直接問い合わせてみましょう。その際、「トランクルームに預けている家財がカビの被害に遭った場合、補償の対象になりますか?」と具体的に質問することが重要です。

なぜカビは生えるのか?トランクルームでトラブルが起こる5つの原因

5選・5つ

トランクルームでカビトラブルが起こる背景には、必ず原因があります。カビは「温度」「湿度」「栄養源」「酸素」の4つの条件が揃うと発生し、特に「20~30℃の温度」「70%以上の湿度」で活発に繁殖します。

ここでは、トランクルームという特殊な環境で、これらの条件がどのようにそろってしまうのか、5つの主な原因を詳しく解説します。

原因① 高い湿度と不十分な換気

カビ発生の最大の引き金は「湿度」です。多くのトランクルーム、特に空調設備が備わっていない施設では、空気が密閉された空間にこもりやすく、湿度が上昇しがちです。

換気システムが不十分な場合、一度こもった湿気はなかなか外に排出されません。その結果、トランクルーム内が常にジメジメとした状態になり、カビにとって最高の繁殖環境となります。特に、コンクリート打ちっぱなしの壁や床は湿気を吸収しやすく、カビの温床になりやすいので注意が必要です。

原因② 荷物の詰め込みすぎによる空気の滞留

限られたスペースを有効活用しようと、荷物を隙間なく詰め込んでしまうのは非常に危険です。荷物と荷物、荷物と壁・床との間に空間がないと、空気の流れが遮断されます。

空気が滞留すると、その部分の湿気が逃げ場を失い、局所的に湿度が高い「湿気のポケット」のような状態が生まれます。特にダンボール箱を壁に直接つけて置いたり、衣類ケースを床に直置きしたりすると、接地面からカビが発生しやすくなります

たとえ換気・空調設備のあるトランクルームでも、荷物の詰め込みすぎによってその効果が半減してしまうため、空気の通り道を意識した収納が不可欠です。湿気の対策方法は、>>もうカビで悩まない!今日からできるトランクルームの湿気対策で詳しく解説します。

原因③ 汚れや水分が残ったままの荷物を収納した

カビは、ホコリや髪の毛、皮脂、食べ物のカスなどを「栄養源」として繁殖します。一見きれいに見える荷物でも、目に見えない汚れが付着していることは少なくありません。

  • 衣類や布団:洗濯やクリーニングが不十分で、汗や皮脂汚れが残っている
  • 家具や家電:長年使ったホコリや手垢が付着したままになっている
  • アウトドア用品:土や泥、湿気が完全に除去できていない

中でも注意すべきは、荷物に「水分」が残ったまま収納してしまうケースです。たとえば、完全に乾いていない洗濯物や、雨に濡れたキャンプ用品、洗浄後の水滴が残った食器などをそのまま預けると、それ自体が湿度の発生源となり、周りの荷物までカビさせてしまう原因になります。

事前にしっかり乾燥させ、可能な限り汚れ・ホコリなどを取り除いてトランクルームに預けましょう。

原因④ 屋外コンテナ特有の激しい温度差と結露

トランクルームには、ビルの中にある「屋内型」と、屋外にコンテナを設置した「屋外型」があります。屋外コンテナは金属製のものが多く、空調も設置されていないため、外気の影響を直接受けます

昼夜の激しい寒暖差によって、コンテナの内壁や荷物の表面に水滴が付く「結露」が発生しやすい環境です。一度発生した結露は、カビの発生に十分な水分を供給し、あっという間に荷物を侵食します。

気温・湿度の影響を受けやすい木製家具、衣類、金属製品などは、屋内型コンテナに預けましょう。

原因⑤ 梅雨や台風の季節的な要因

特に注意しなければならないのが、6月~7月の梅雨の時期です。この時期は連日雨が続き、外気の湿度が常に80%を超えることも珍しくありません。屋外型トランクルームの換気能力を超えて湿気が侵入し、全体がカビの生えやすい環境です

また、夏から秋にかけての台風シーズンも危険です。暴風雨によってコンテナの隙間から雨水が吹き込んだり、立地によっては浸水被害に遭ったりするリスクもゼロではありません。

季節的な要因は個人で防ぎようがないため、荷物の安全性を考慮する場合は、空調設備・清掃がしっかり行われる屋内型トランクルームがおすすめです。

もうカビで悩まない!今日からできるトランクルームの湿気対策

対策

次項では、今日から実践できる具体的な湿気対策を「荷物を預ける前」「荷物を預けるとき」「定期メンテナンス」の3つのステップに分けて徹底解説します。これらの対策を講じることで、カビのリスクを大幅に減らし、安心して荷物を保管できます。

対策① 【荷物を預ける前】乾燥&防カビ剤の準備

カビ対策は、荷物自体に湿気やカビの胞子を持ち込まないことが、最も基本的かつ効果的な予防策です。少しの手間をかけるだけで、後のトラブルを未然に防げます。

対策①-1 掃除・クリーニング

カビは有機物(フケや皮脂、ホコリなど)をエサに繁殖するため、荷物の掃除・クリーニングが欠かせません。

  • 衣類や寝具:自宅・コインランドリーでの洗濯、クリーニング業者へ依頼
  • 家電製品:長期保管する場合は、専門業者へ依頼して内部までクリーニング
  • アウトドア用品:自宅・コインランドリーでの洗濯、専門業者でのクリーニング

中でも注意が必要なのは空気清浄機や除湿器、掃除機など、空気を吸い込む家電製品です。内部まで湿気やホコリ、皮脂を蓄積している可能性があり、長期保管中にカビを発生させるリスクがあります

素人では掃除しきれない部分もあるので、長期保管の場合は専門業者へクリーニングを依頼しましょう。

対策①-2 衣類や布団は完全に乾燥させてから収納する

衣類や布団、布製品は湿気を吸収しやすく、カビの温床となりがちです。収納前は必ず、内部まで完全に乾燥させましょう。

  • 天日干し:快晴日に、2〜3時間以上の天日干し(太陽光で殺菌・乾燥)
  • 布団乾燥機:天候に左右されず、中心部までしっかりと乾燥&殺菌
  • コインランドリーの大型乾燥機:家庭用より高温でパワフル、毛布や布団など大きなものの乾燥に最適

見た目が乾いていても、繊維の奥に湿気が残っていることがあります。乾燥させてから日が経っている場合、収納する直前にもう一度天日干しさせましょう

収納する際は、保管中の湿気を防げるよう、通気性の良い不織布のケースやカバーがおすすめです。

対策② 【荷物を預けるとき】トランクルーム内でカビ対策グッズを活用

トランクルームに荷物を預けるときは、カビが生えにくい環境を保つことも重要です。便利な湿気対策グッズを効果的に配置して、カビの発生を物理的に防ぎましょう。

対策②-1 すのこを敷いて床との間に空間を作る

荷物を床に直接置くことは、カビ対策において最も避けたい行為の一つです。特に1階の部屋や屋外コンテナの場合、地面からの湿気や温度差による結露の影響を直接受けかねません。

そこで活躍するのが「すのこ」です。床と荷物の間にすのこを敷くことで空気の通り道が生まれ、湿気が溜まるのを防ぎます。理想は床全体に敷き詰めることですが、難しい場合は荷物を置く場所だけでも設置しましょう。

さらに、壁際にも荷物をぴったり付けず、すのこを立てかけるなどして数センチの隙間を作ると、壁面の結露対策にもなり、空気の循環がよりスムーズになります。

対策②-2 防虫剤や防カビ剤の準備

荷物を湿気から守るために、防カビ・防虫効果のある薬剤も積極的に活用しましょう。特に長期間保管する衣類や寝具には必須のアイテムです。

  • 衣類:衣装ケースやクローゼット用の防虫・防カビ剤を一緒に入れる
  • 布団:圧縮袋に入れる場合は、専用の防カビ・脱臭シートを同梱する
  • 革製品や書籍:専用の防カビ剤や、シリカゲルなどの乾燥剤を箱の中に一緒に入れる

これらの薬剤には有効期限があります。荷物を取り出す予定がなくても、期限が切れる前に交換できるよう、収納した日付をメモしておくと管理しやすくなります。

対策②-3 除湿剤を四隅に設置し定期的に交換する

トランクルーム内の湿気を吸収するために、除湿剤は欠かせません。効果を最大限に引き出すためには、種類と設置場所がポイントです。

空気は隅に滞留しやすいため、部屋の四隅に除湿剤を設置しましょう。さらに、湿気は下に溜まりやすい性質があるため床に近い場所と、棚の上など高さの違う場所にも設置すると、空間全体の湿気を効率よく取り除けます。

ただし、除湿剤は吸湿量に限界があります。タンクの水がいっぱいになったり、ゼリー状の薬剤が固まったり、限界を迎える前に新しいものと交換してください。放置すると効果がないばかりか、逆に湿気を放出する原因にもなりかねません

対策③ 【ていきめんて】換気と荷物のチェックを忘れずに実施

トランクルームは「預けたら終わり」ではなく、定期的なメンテナンスが必要な保管場所です。

理想は1〜2ヶ月に一度、特に湿度の高い梅雨(6月〜7月)や秋の長雨(9月〜10月)の時期は、月に一度はトランクルームを訪れましょう。

訪問時には以下のことを心掛けてください。

  • 扉を開けて空気を入れ換え:湿度の低いに5〜10分程度扉を開けて換気
    (小型のサーキュレーターを持参して空気を強制的に循環させるとさらに効果的)
  • 荷物の状態をチェック:収納ケースの表面や奥の方を触って湿気を確認
  • 除湿剤・防カビ剤を交換する:設置した除湿剤が交換時期に達していないか確認

定期的に手で触れて確認することが、万が一のトラブルを初期段階で発見するコツです。カビ臭さがないかも併せて確認しましょう。

カビトラブルを未然に防ぐ!トランクルームを選ぶポイント

ポイント

カビを未然に防ぐ上で最も効果的な対策は、カビが生えにくい環境のトランクルームを選ぶ」ことです。契約してから後悔しないために、カビのリスクを最小限に抑えるためのトランクルーム選びのポイントを3つご紹介します。

ポイント① 空調設備が完備された屋内型を選ぶ

トランクルームには、大きく分けて「屋内型」と「屋外型(コンテナ型)」の2種類があります。カビ対策を最優先に考えるなら、温度と湿度の管理が可能な「空調設備付きの屋内型」一択と言えるでしょう。

屋内型・屋外型トランクルームの特徴をまとめて見ていきましょう。

項目屋内型屋外型
空調設備の有無導入される業者が多いなし
セキュリティレベル高い
(警備会社と提携、多重ロック、監視カメラなど)
中程度
(監視カメラ、扉の鍵はあり)
料金の水準高い低い
向いている荷物衣類、布団、書籍、革製品、美術品、精密機器などアウトドア用品、タイヤ、工具など湿気に強いもの

屋外型トランクルームはコンテナタイプが一般的で、換気口はあるものの外気温・湿度との差はほとんどありません。冬は結露、夏は高温多湿状態となり、湿気やすい布製品や木製家具はカビの温床になるリスクがあります。

カビ対策を考慮する場合は、空調設備の導入される屋内型を選びましょう。ただし、空調設備といっても、「暖房なし」「エアコンのみ」などのケースもあります。

1年を通して温度・湿度を管理」「空調管理システムあり」などの記載がある業者がおすすめです。

ポイント② 24時間換気システムがあるか確認する

空調設備と並んでカビ対策に欠かせないのが「換気設備」です。どれだけ空調で温度や湿度をコントロールしていても、空気が滞留すると局所的に湿気がこもり、カビの発生原因となります

特に窓のない密閉された空間であるトランクルームでは、機械による強制的な空気の循環が不可欠です。24時間換気システムが導入されている業者では、常に新鮮な空気が取り入れられ、湿気を含んだ古い空気が排出されます。カビの胞子が定着しにくいクリーンな環境が保たれています。

トランクルームを探す際は、公式サイトの設備情報欄に「24時間換気システム」「機械換気設備」といった記載があるか必ずチェックしましょう。もし記載がなければ、問い合わせて確認することをおすすめします。

また、契約前に内見(見学)ができる場合は、室内に換気扇や吸排気口があるか、実際に空気が流れている音がするかなどを自分の目で確かめるとより安心です。「空調設備」と「24時間換気」、この2つが揃って初めて万全な湿気対策と言えます。

ポイント③ 清掃や巡回の頻度が高い施設を選ぶ

施設の管理体制も、カビのリスクを左右する重要なポイントです。

  • 清潔な店舗はカビの栄養源が少ない環境
  • スタッフが定期巡回している店舗は、設備以上が原因のカビを防ぎやすい

運営会社による清掃や巡回の頻度が高い施設は、衛生環境が良好に保たれている証拠です。

カビは湿気だけでなく、ホコリや汚れを栄養源にして繁殖します。共用廊下やエレベーターなどが常に清潔に保たれている施設は、カビの栄養源が少ない環境であると言えます。

また、定期巡回のある店舗は漏水や設備異常といったトラブルの早期発見につながり、カビ被害が拡大する前に対処してもらえる可能性が高まります。

業者の公式HPや口コミ、事前の見学などで店舗の環境を確認し、安全に荷物を預けられるか判断しましょう、

トランクルームのカビは条件を満たさなければ防げる

トランクルームでカビを発生させないコツは、以下の条件を満たさないよう注意することです。

  • 湿度(70%未満):荷物を直置きせず、除湿剤や防カビ剤も活用する
  • 温度(25℃未満):空調設備のある屋内型の店舗を選ぶ
  • 栄養源:預ける前にホコリや皮脂を取り除いておく

より安全性を高めるには、空調管理システムや24時間換気システムが完備された屋内型トランクルームを選びましょう。

また、カビが発生した場合、原則自己責任で処理されます。預ける前に契約内容(免責事項)をしっかり確認し、補償の有無をチェックしてください。

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