ロードバイク(自転車)の保管では、以下の悩みがあるかもしれません。
- 自宅周辺に保管すると、盗難やいたずらのリスクが高い
- 雨や紫外線による劣化
- 保管スペース確保に関して、家族とトラブルになる
- メンテナンス用の作業場所に困る
- 複数台を購入したくても保管場所がない
トランクルームであれば、上記の悩みを一挙に解決できる可能性があります。本記事では、トランクルームを利用するメリットや選び方、料金相場などを解説します。
トランクルーム利用時の注意点も解説するので、契約の際はぜひ参考にしてみてください。この記事を読めば、あなたの愛車を盗難や劣化のリスクから守り、最高のコンディションで保管するための具体的な方法がすべてわかります。
トランクルームがロードバイク(自転車)の保管に最適な5つのメリット

「ロードバイクを室内で保管したいけれど、スペースがない」「高価な愛車を盗難や劣化から守りたい」そんな悩みを解決するのがトランクルームです。
ここでは、ロードバイクの保管場所として、トランクルームが最適である5つのメリットを詳しく解説します。
メリット① 盗難やいたずらのリスクを大幅に軽減
トランクルームには、以下のセキュリティが導入されており、ロードバイク(自転車)の盗難リスクを大幅に下げられます。
- 店舗内の防犯カメラ
- 部外者が侵入できないオートロック(スマートキーなど)
- 警備会社との連携
- 店舗スタッフの定期巡回
ロードバイクは、モデルによっては数十万円から百万円を超える非常に高価な資産です。そのため、プロの窃盗団からもターゲットにされやすく、自宅の駐輪場や玄関先での保管には常に盗難のリスクが伴います。
その点、セキュリティが充実したトランクルームであれば、盗難や心無いいたずらのリスクを大幅に減らせます。
メリット② 雨風や紫外線による劣化から愛車を守る
屋内型のトランクルームであれば、天候による影響を受けず、空調管理により湿気・温度による劣化も防ぎやすくなります。
- 店舗内に空調設備が導入され、温度が一定に保たれる
- 各部屋(倉庫)には窓がなく、紫外線の影響を受けない
- 除湿器や換気設備があれば、湿度による影響も受けにくい
注意すべきは、湿気と紫外線です。雨や湿気は、チェーンやボルト類のサビを誘発し、ギアチェンジの不具合やブレーキ性能の低下につながります。
また、太陽光に含まれる紫外線は、塗装の色あせはもちろん、タイヤやサドル、グリップなどのゴム・樹脂パーツを硬化させ、ひび割れの原因となります。バイクの寿命を縮めるだけでなく、走行中の思わぬトラブルを引き起こす可能性もあるでしょう。
屋内型のトランクルームであれば、こうした天候による影響を一切受けません。常に安定した環境で保管できるため、愛車のコンディションを最高の状態で維持できますす。
メリット③ 居住スペースを圧迫せず家族の理解も得やすい
トランクルームであれば自宅の収納スペースを圧迫しないため、家族の理解を得やすいでしょう。
ロードバイクを自宅で保管しようとすると、「置き場所」がネックになります。玄関や廊下に置けば生活動線を妨げるほか、タイヤについた汚れやチェーンのオイルによる汚れも懸念されます。
こうした問題は、同居する家族との間でトラブルの原因になることも少なくありません。
しかし、トランクルームを活用すれば、住居スペースと趣味のスペースを完全に切り離せます。ロードバイク本体だけでなく、ヘルメットやシューズ、ウェア、工具類といった関連アイテムもまとめて収納できるため、家の中がすっきりと片付きます。
居住空間に一切影響を与えることなく趣味を楽しめるため、家族からの理解も得やすくなり、より良好な関係を築くことにもつながるでしょう。
メリット④ メンテナンスを行うプライベートガレージになる
トランクルームによっては、屋外型(ガレージ・コンテナ)やバイクヤードなども借りられるため、ロードバイク(自転車)のメンテナンスもできます。
一戸建て・集合住宅どちらにおいても、ロードバイク用のメンテナンススペースを確保するのは難しいでしょう。作業中のオイル・クリーナーによる汚れ、作業音などにも配慮しなければなりません。
しかし、屋外型のガレージ・コンテナやバイクヤードであれば、上記のような心配はありません。騒音への配慮は多少必要ですが、自宅ほど気を配らずに作業できます。特にバイクバイクヤードの場合、メンテナンス用の工具を収納できる棚も用意されています。
完全プライベートな作業スペースを確保できるため、周囲に気兼ねなく作業に没頭できるでしょう。
メリット⑤ 24時間いつでも好きな時に出し入れ可能
多くのトランクルームサービスは、24時間365日いつでも自由に出し入れ可能です。専用のカードキーやセキュリティコードを使えば、自分の好きなタイミングでトランクルームにアクセスできます。
サイクリストの活動時間はさまざまです。日の出とともに走り出す早朝ライドや、仕事が終わってからのナイトライド、週末を利用した長距離ツーリングなど、そのスタイルは多岐にわたります。
自宅で室内保管している場合、早朝や深夜にバイクを運び出す際の物音は、家族や近隣住民への配慮が必要です。
しかし、トランクルームであれば周囲へ配慮することなく、好きなタイミングでロードバイクを取り出せます。仕事・プライベートで忙しい人は、トランクルームの利用を検討してみましょう。
ロードバイク(自転車)保管用トランクルームの失敗しない選び方

数十万円、ときには百万円を超えることもある高価なロードバイク。そんな大切な愛車を最高のコンディションで保管するには、トランクルーム選びが非常に重要です。
しかし、ただ単に「家に入らないから預ける」という考えだけで選んでしまうと、サビやパーツの劣化、最悪の場合は盗難といったトラブルに見舞われる可能性があります。ここでは、あなたの愛車を守り、快適なサイクルライフを送るための「失敗しないトランクルームの選び方」を5つのポイントに絞って徹底的に解説します。
選び方① 屋内型か屋外型か ロードバイク保管はどちらが良い?
ロードバイク(自転車)の用途や使う頻度によって、屋内型・屋外型どちらを選ぶべきかは異なります。それぞれの特徴と併せて、おすすめできる人の特徴を解説します。
| 項目 | 屋内型 | 屋外型 |
| 特徴 | ・雨や風の影響を受けない ・温度や湿度の影響を受けにくい ・厳重なセキュリティ対策 ・都市部に店舗が多い | ・郊外に店舗がある ・料金が安い ・出し入れしやすい |
| おすすめの人 | ・着替えもしたい人 ・乗車頻度が少ない (月に数回) ・自転車通勤に使いたい | ・メンテナンスもしたい ・乗車頻度が高い ・コストを抑えたい |
屋内型はビル内に店舗が多く、オフィス街などに点在します。そのため、「通勤」「着替え」などの用途におすすめです。
一方、屋外型は車でアクセスしやすい郊外に多く、料金も屋内型より低額です。自宅周辺に店舗を見つけやすいほか、メンテナンス用の工具も運搬しやすいため、乗車頻度の高い人は屋外型を検討しましょう。
選び方② ロードバイクの保管に必要なサイズ
トランクルーム狭すぎると出し入れが大変なだけでなく、壁にぶつけてフレームに傷をつけてしまうことも。逆に広すぎると無駄なコストがかかってしまいます。自分の使い方に合った最適なサイズを選びましょう。
- ロードバイク1台のみ :1~1.5帖
- 1台+各種工具・着替えなど:1.5帖
- 1台+メンテナンススペース:1.5~2帖
ロードバイク1台を保管するだけなら、1畳程度の広さがあれば十分です。 しかし、メンテナンス用品やヘルメット、シューズ、交換用のホイールなどを一緒に収納したい場合は、1.5畳以上のサイズを選ぶと、作業スペースも確保できて非常に便利です。
契約前には必ず見学を行い、メジャーを持参して実際の広さを確認することをおすすめします。ロードバイクの全長(約170cm)やハンドル幅(約40cm)を考慮し、スムーズに出し入れできるか、他の荷物を置いても十分なスペースがあるかを具体的にシミュレーションしてみましょう。
選び方③ 愛車を守る設備
ロードバイク(自転車)のコンディション、盗難リスクなどから守るため、以下の設備の有無を確認しましょう。
- 空調管理 :24時間365日をとおして、温湿度が管理されている
- 建物の入退館管理:契約者のみが入館できるオートロックシステム
- 防犯カメラの設置:死角が少なくなるよう防犯カメラが複数台設置されている
- 警備会社との連携:大手の警備会社と契約している
- 個室の施錠方法 :各部屋のドアの鍵はピッキングに強いディンプルキー
- 照明 :夜間でも通路が明るく保たれている
- 清掃状況 :施設全体が清潔に管理されている
必ずしも、上記の設備が必須ではないものの、条件を満たしているほど愛車の安全性は高まります。
ただし、「空調設備」と「エアコン」は意味が異なるため、気になる人は>>注意点⑤ 「エアコン完備」と「空調設備完備」の違いを理解するもチェックしておいてください。
選び方⑤ 自宅からのアクセスと駐車場の有無
トランクルームを「第二のガレージ」として快適に利用するためには、自宅からのアクセスの良さも重要な要素です。「乗りたい」と思った時にすぐに行ける距離でないと、次第に利用するのが億劫になってしまいます。車で15分圏内など、自分にとってストレスのない立地を選びましょう。
また、車でロードバイクを運ぶことを想定している場合、利用しやすい駐車場の有無は必須条件です。以下の点を確認してください。
- 駐車場の有無と場所:施設に専用駐車場が併設されているか
- 駐車スペースの広さ:ドアを十分に開けて安全に降ろせるスペースがあるか
- 利用のしやすさ:駐車場から契約する部屋までの動線はスムーズか
- 料金:駐車場の利用が無料か有料か
特に週末の早朝にサイクリングに出かける場合など、スムーズに出庫できるかどうかは快適さに直結します。見学時には、実際に自分の車で訪れてみて、駐車のしやすさや搬入経路を確かめてみることを強くおすすめします。
トランクルームでロードバイク(自転車)を保管する費用相場

料金はトランクルームのタイプ(屋内型・屋外型)、サイズ、そして立地(都心部か郊外か)によって大きく変動します。ここでは、月額料金の目安から初期費用、さらには費用を賢く抑えるコツも含め、具体的な相場を詳しく解説します。
月額料金の相場
ロードバイク1台の保管を想定し、月額料金の相場を見ていきましょう。
- 屋内型:5,000円/帖~
- 屋外型:4,000円/帖~
上記はあくまでも目安なので、設備の充実度や立地によって料金は異なります。東京都内の都心部であれば、屋内型で1帖あたり7,000~10,000円を超えるケースもあります。
初期費用の相場
トランクルームの契約時には、月額の利用料金とは別に初期費用が発生します。後から慌てないように、どのような費用がかかるのかを事前に把握しておきましょう。一般的に、以下の項目が必要となります。
- 利用料金 : 契約開始月と翌月分の賃料を前払いで支払うケースが一般的
- 事務手数料: 契約手続きのための手数料で、月額料金の0.5ヶ月~が目安
- 鍵代 : セキュリティ性の高い専用キーの発行費用
- 保証料 : 保証会社へ支払う費用で、月額料金の0.5ヶ月~1ヶ月分程度が目安
これらの費用を合計すると、おおよそ月額料金の2ヶ月~4ヶ月分が初期費用の目安です。ただし、運営会社によっては初期費用無料キャンペーンなどを実施している場合もあるため、契約前によく確認しましょう。
トランクルームの費用を安く抑えるコツ
トランクルームの費用を安く抑えるには、以下のコツを心得ておきましょう。
- ○ヶ月無料などのキャンペーンを狙う
- 郊外の店舗を契約する
- 必要十分なサイズを選ぶ
大手トランクルームの場合、「月額料金の無料・割引キャンペーン」や「初期費用無料キャンペーン」などを展開しています。適用条件(○ヶ月以上の契約など)はありますが、コストを抑えて利用できます。
また、トランクルームの用途を絞ることで、費用を節約可能です。ロードバイク(自転車)の保管が目的であれば、1帖ほどの広さで十分でしょう。
「広さに余裕を持たせたい」と思い契約すると、無駄なスペースにコストをかけてしまいかねません。必要十分な広さを契約することが、節約のコツです。
ロードバイク(自転車)保管におすすめのトランクルームサービス3選

大切なロードバイクを安心して預けられる、おすすめのトランクルームサービスを3社厳選してご紹介します。各社それぞれに特徴があるため、ご自身の保管スタイルや予算に合ったサービスを見つけるための参考にしてください。
ハローストレージ:全国展開で店舗数が多く選びやすい
業界最大級の店舗数を誇るハローストレージは、全国47都道府県に展開しており、自宅や職場の近くで保管場所を見つけやすいのが最大の魅力です。 ロードバイクの保管に適した屋内型トランクルームはもちろん、屋外型コンテナやバイク専用ボックスなど、多彩な選択肢が用意されています。
| 運営会社 | エリアリンク株式会社 |
| 月額料金の目安 | 約6,500円/帖~ |
| 初期費用 | ・使用料:当月から翌月分 ・管理費:4,400円 ・手数料:使用料の1ヶ月分 ・鍵代(屋内):4,400円 ・鍵代(屋外):3,080円 ・セキュリティ登録料:1,100円(屋内) ・室内整備料:13,200円(安心保証パック加入時は無料) |
| 契約後の手数料 | ・更新手数料(年1回):賃料0.5ヶ月分 ・鍵の再発行:11,000円 ・管理費:2,200円 |
| 保証サービス | ・安心保証パック:770円 ・安心保証パック+:990円 |
| タイプ | ・屋内型 ・屋外型 ・バイクヤード |
| サイズ目安 | 1~8帖 |
| 最低利用期間 | 約2ヶ月 |
| 解約違約金・手数料 | 契約後2ヶ月は解約不可 ※申し込み後のキャンセル料は5,000円 |
| 保証人 | 不要 ※緊急連絡先は必要 |
| 補償限度額 | 50万円/1事故・1室 ※自動付与される保険 |
| 24時間利用の可否 | あり |
| 主な設備 | ・空調 ・エレベーター ・駐車場 ※すべて屋内型のみ |
| 店舗スタッフ常駐 | なし |
| 利用開始までの期間 | 最短2日後 |
| 見学の可否 | あり |
| 国内店舗数 | 約2,000件以上 |
| 支払い方法 | ・クレジットカード ・口座振替 ・銀行振込(初期費用のみ) |
※月額料金や設備は店舗により差がある
※2025年10月時点
ハローストレージの屋内型トランクルームは、空調設備や換気システムが整っている物件も多く、ロードバイクのコンディションを維持しやすい環境です。
また、大手警備会社との提携や防犯カメラの設置など、セキュリティ体制も充実しているため、高価な愛車を盗難のリスクからしっかりと守れます。 Webからの申し込みで初期費用が割引になるキャンペーンを頻繁に実施している点も、利用者にとって嬉しいポイントです。
- 屋内・屋外・バイクヤードから選べる
- 広さのバリエーションが豊富で、用途に合わせやすい
- 全国展開なため、最寄りの店舗を見つけやすい

スペースプラス:屋外型が中心の低料金トランクルーム
スペースプラスは、リーズナブルな料金設定でありながら、充実したセキュリティ体制を両立させているコストパフォーマンスの高さが魅力です。 24時間体制で異常を監視。防犯カメラも設置されているため、低価格でも安心してロードバイク(自転車)を預けられます。
| 運営会社 | 株式会社ランドピア |
| 月額料金の目安 | 4,000~9,000円/帖 |
| 初期費用 | ・当月分の日割賃料 ・翌月分賃料 ・翌々月分賃料 (契約開始日が20日以降の場合) ・契約事務手数料:賃料1ヶ月分 (下限5,000円) |
| 契約後の手数料 | ・更新料:5,500円 ・解約手数料:5,500円 |
| 保証サービス | 提携業者との契約可能 |
| タイプ | ・屋内型 ・屋外型 ・バイクヤード |
| サイズ目安 | ・屋内型:0.4~3.9帖 ・屋外型:0.8~8.4帖 |
| 最低利用期間 | 申し込み月+翌月末 |
| 解約違約金・手数料 | 5,500円 |
| 保証人 | 不要 |
| 補償限度額 | – |
| 24時間利用の可否 | あり |
| 主な設備 | ・エレベーター(屋内) ・セキュリティ対策 ・通気口(屋外) |
| 店舗スタッフ常駐 | なし |
| 利用開始までの期間 | 3~5営業日 |
| 見学の可否 | 店舗による |
| 国内店舗数 | 約400件 |
| 支払い方法 | ・月額料金:口座振替 ・初期費用:銀行振込 |
※月額料金や設備は店舗により差がある
※2025年10月時点
スペースプラスは、コンテナタイプの屋外型が中心ですが、都市部では屋内型トランクルームも展開しています。 屋外型コンテナは断熱材や通気口が標準装備されており、急激な温度変化や湿気対策が施されています。
広さのバリエーションも豊富で、用途・予算に合わせて契約したい倉庫を見つけやすいでしょう。
- 料金水準が低く、コストを抑えやすい
- 屋内・屋外・バイクヤードから選べる
- 屋外型の店舗が中心で、ロードバイクの利用頻度が高い人におすすめ

ドッとあ~るコンテナ:低料金かつ充実した設備で高コスパ
「ドッとあ~るコンテナ」は、用途に合わせて選べる3つのタイプ(レンタルコンテナ、トランクコンテナ、バイクコンテナ)が特徴的なサービスです。 特に「バイクコンテナ」は、スロープが標準装備されているため、ロードバイクの出し入れが非常にスムーズに行えます。
| 運営会社 | 株式会社ユーティライズ |
| 月額料金の目安 | ・屋内型:約5,000円/帖~ ・屋外型:約2,200円/帖~ |
| 初期費用 | ・使用料 :当月分の日割り分+翌月分 ・補償料 :500円 / 月(非課税) ・管理費 :800円 / 月(税込) ・事務手数料 :1ヶ月分 ・メンテナンス費用 :5,400円(税込) |
| 契約後の手数料 | ・管理費:800円 ・盗難・火災補償:500円 |
| 保証サービス | – |
| タイプ | ・屋内型 ・屋外型 ・バイクヤード |
| サイズ目安 | 0.5~11帖 |
| 最低利用期間 | 1ヶ月 |
| 解約違約金・手数料 | なし |
| 保証人 | 不要 |
| 補償限度額 | 100万円 |
| 24時間利用の可否 | あり |
| 主な設備 | ・空調設備(屋内型) ・照明(屋内型) ・セキュリティ対策(南京錠、カメラなど) |
| 店舗スタッフ常駐 | なし |
| 利用開始までの期間 | 最短当日 |
| 見学の可否 | あり |
| 国内店舗数 | 約400件 |
| 支払い方法 | ・クレジットカード(初期費用のみ) ・口座振替 |
※月額料金や設備は店舗により差がある
※2025年10月時点
ドッとあーるコンテナのバイクコンテナは、防犯カメラや収納用の棚が導入されています。さらに、24時間いつでも利用できるため、利便性と安全性が考慮された環境です。
一方、屋内型は暖房・空調管理システム完備で台車の無料貸し出しもあります。ロードバイク(自転車)はもちろん、着替え用の衣類も安全に保管しやすいでしょう。
- どのタイプの倉庫もセキュリティ・設備が充実している
- 低料金なため高コスパ
- バイクコンテナは店舗によっては2重ロックも可能

トランクルームへロードバイク(自転車)を保管する際の注意点

高価なロードバイクを最高のコンディションで保管するためには、トランクルームを契約する前にいくつかの注意点を理解しておくことが不可欠です。便利なサービスだからこそ、細かな点までチェックし、後悔のないトランクルーム選びをしましょう。
ここでは、特に重要な5つのポイントを詳しく解説します。
注意点① 湿気対策でサビやカビを防ぐ
空調完備の店舗であっても、保管状況や荷物のレイアウト次第で湿気が溜まるケースもあります。以下の方法で湿気対策を行い、サビ・カビを防ぎましょう。
- 除湿剤の設置:トランクルーム内に市販の置き型除湿剤や防カビ剤を設置
- 保管前の清掃と乾燥:洗車して汚れを落とし、水分を完全に拭き取る
- 通気性の良いバイクカバー:ホコリ除けと湿気予防を目的としたカバー
- 床に直接置かない:すのこやパレットの上にバイクスタンドを設置する
着替えや工具、その他の荷物を雑多に収納した場合、内部に湿気がこもる可能性があります。荷物を床へ直置きした際は湿気が発生しやすくなるため、必ずパレットなども設置し対策しましょう。
注意点② 長期保管する前にメンテナンスを行う
数ヶ月以上の長期間にわたってロードバイクを保管する場合は、事前のメンテナンスを行い、保管中の劣化を防止しましょう。適切なメンテナンスを行わずに放置すると、パーツの固着やゴム製品の劣化が進み、走行中に思わぬトラブルや修理費用が発生する可能性があります。
保管前には、以下のメンテナンスを行いましょう。
- 洗車:汗や水滴、汚れはサビの原因になるため、フレーム・パーツを洗浄
- 空気圧調整:空気を規定の半分程度まで抜き、長期保管中のタイヤ負荷を軽減
- ギア調整:ワイヤー負荷を軽減するため、チェーンは前をインナー、リアをトップに
注意点③ 保管中のトラブルに備える保険があるか確認
万が一の盗難や火災、水漏れなどのトラブルに備え、保険の加入状況は必ず確認してください。トランクルーム運営会社が提供する保険だけでは、ロードバイクの価格を全額カバーできないケースがほとんどです。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- トランクルームの基本補償:まず、トランクルームの月額料金に保険が含まれているか、その補償上限額と対象範囲(盗難、火災など)を確認します。多くの場合、補償額は最大10~100万円程度が上限であり、自転車が補償対象外となっていないかもチェックが必要です。
- オプション保険の有無:運営会社によっては、追加料金で補償額をアップできるオプション保険が用意されている場合があります。
- 個人の保険の適用範囲:ご自身が加入している火災保険の「家財補償」や、個人賠償責任保険の特約が、トランクルーム内の保管物にも適用されるかを確認。保険会社に問い合わせて、「屋外の倉庫に保管している自転車も補償対象か」を具体的に確認することをおすすめします。
これらの保険内容を総合的に判断し、愛車の価値に見合った補償が受けられるように準備しておくことが、安心して預けるための鍵となります。
注意点④ 保管中の転倒対策を行う
トランクルーム内でロードバイクが転倒すると、フレームに傷が付くだけでなく、ディレイラーハンガーの曲がりやホイールの振れなど、走行性能に影響する重大なダメージを受ける可能性があります。特に地震の揺れや、他の荷物を出し入れする際の不意な接触には注意が必要です。
最も安全で確実な方法は、メンテナンススタンドやディスプレイスタンドを使用することです。後輪のハブを挟み込むタイプや、クランクを支えるタイプなど、安定性の高いスタンドを選びましょう。
壁に立てかける場合は、ディレイラー(変速機)が壁側にならないように注意し、ハンドルやペダルが壁に接するように置きます。その際、壁とバイクの間に厚手の布や緩衝材を挟むと傷を防げます。
注意点⑤ 「エアコン」と「空調管理システム」の違いを理解する
トランクルームの公式サイトに記載の、「エアコン完備」「空調設備完備」には以下の違いがあります。
- エアコン:温度調整のみを指す場合が多く、夏に温度調整のみを行うケースもある
- 空調管理システム:1年をとおして、温度・湿度を適切に調整する
つまり、温度・湿度を徹底管理し、ロードバイク(自転車)の状態を保ちたい場合は、空調管理システムのあるトランクルームを選ぶ必要があります。気になる場合は「24時間管理」「湿度調整」などの文言があるか確認してください。
まとめ
高価でデリケートなロードバイクは、自宅保管では盗難やいたずら、雨風による劣化、家族の理解が得られないなど、多くの悩みがつきものです。トランクルームは、これらの問題を一挙に解決できる最適な選択肢と言えるでしょう。
トランクルームを利用する最大のメリットは、高いセキュリティ環境で盗難リスクを大幅に軽減できる点、そして空調設備が整った空間で雨風や紫外線から愛車を守れる点にあります。
また、居住スペースを圧迫することなく、メンテナンスを行うプライベートガレージとしても活用できるため、より快適なロードバイクライフを実現できます。
ただし、トランクルームによって設備の充実度は異なるため、利用時は見学も含め必要な設備が導入されているか必ず確認しましょう。具体的には、以下の設備が推奨されます。
- 空調管理 :24時間365日をとおして、温湿度が管理されている
- 建物の入退館管理:契約者のみが入館できるオートロックシステム
- 防犯カメラの設置:死角が少なくなるよう防犯カメラが複数台設置されている
- 警備会社との連携:大手の警備会社と契約している
- 個室の施錠方法 :各部屋のドアの鍵はピッキングに強いディンプルキー
- 照明 :夜間でも通路が明るく保たれている
- 清掃状況 :施設全体が清潔に管理されている
